医院開業を成功させるには

医院開業における成功の定義は?

診療所あるいはクリニックという形で自ら開業する医師にとって重要な「医院開業における成功の定義」とはどのようなものなのでしょうか。

医師によって感覚的、あるいは具体的な目標の違いはあるでしょう。
ただ、医院を開業した医師にとって成功か否かを判別する一定のラインがあるとすれば、「ある程度の年数継続して黒字経営していること」、となるはずです。

初年度から黒字化するのは難しいかもしれません。
集患にも時間がかかるでしょう。借入金の返済もしなければなりませんから、数年間は赤字経営が続く可能性が高いです。
しかし、その後黒字化し、安定的に継続させることができれば、そこで初めて「成功した」と認識することができると一般には言われています。

 

開業を成功させるためのポイントは5つ

何も考えずにスタートさせて成功するほど、医師の開業は甘くはありません。
戦略性も非常に重要であり、そのために必要なポイントも1つや2つではないのです。

・患者を中心とした客観的視点を取り入れること
・ターゲットを絞った上で診療内容や場所を決定すること
・最初から診療項目や機器導入の幅を広げ過ぎないこと
・医院のイメージも集患や売上に直結すると理解すること
・スタッフの採用基準を明確にしておくこと

医師が開業を成功させるために必要なポイントを5つ挙げました。
どのような分野で独立するにしても、必ず必要になるポイントです。

客観的視点を取り入れる、これは欠かせないでしょう。
自らの価値観を全てだという思い込みは、失敗する医師の典型的な考え方。あくまでも、患者中心の医療施設を作らなければいけません。
ターゲットを絞ることも、それに通じるところがありますが、多くの患者を集めようと焦点を広げ過ぎるのは危険。
診療項目や機器導入と関連付けて言えば、それらの拡大は後からでもできるため、まずは狭く深い関係を患者を築くことを意識するべきでしょう。

イメージというのは、外観、内装、そして医師やスタッフの態度などのこと。これらが良くなければ、いくら技術を持っていても患者は離れていきます。
最後のスタッフの採用基準とも繋がりますが、医療施設であっても、患者は“人”に集まってくることを認識しておかなければ成功することはないのです。

開業を成功させるために今から準備しておくこと

行き当たりばったりでは、成功することは難しくなるでしょう。成功するには理由があります。それを探る作業を、今から行っておいてください。

具体的なイメージを膨らませることが重要です。

・どのような収支でいつまでの黒字化を目指すのか
・どのような患者を対象にどのような診療を提供するのか
・開業までのスケジュールの詳細

これらのことをイメージしておくと、より成功するために必要なことが見えてくるはずです。

収支計画書や経営・事業計画書の中身がしっかりとしたものであれば、融資も受けやすくなるでしょう。
融資が受けられれば必要な機材などの導入や内装工事などにもお金をかけられるため、よりターゲット層に満足してもらえる体制を整えることができます。
当然、成功へと繋がることになるわけです。
ターゲット層や診療内容も明確化すれば、より事業計画も立てやすくなるはず。
そして、開業までのスケジュールを細かく考えておくことで、いつまでに何を準備する必要があるのかも見えてきます。

イメージを膨らませたら、紙やパソコン上のメモなどに具体的に書き残し、必要に応じてまとめておくこと。
こうした作業から、徐々に開業へ向けた、そして成功へ向けた準備が始まっていくのです。

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