今注目の予防医療とは?実際の導入事例と今後のニーズ

今話題の予防医療とは

日本人だけではなく世界中で、健康への意識が高まりつつあります。
特に先進国ではこれに関する意識が非常に強く、いかにして病気にならないかを考える人が増え続けているのです。
病気にならないための方法は数多あり、特に医療に詳しくない人でも情報を収集し実践することはありますが、それを医師が医療科学の常識や新たなデータなどから患者に対して提供していくのが、予防医療と呼ばれるものです。

わかりやすいところでは、食生活を改善し、日々の生活に適度な運動を取り入れることなどの提案が挙げられるでしょう。
医師が患者からどのような生活をしているのかを問診等によって聞き出し、健康のために足りない部分もあれば、それを補うよう指導する、これが予防医療の第一歩となります。
もちろん、喫煙しているようであれば本数を減らしたり禁煙することを促しますし、ストレスの緩和や解消に関するアドバイスも行います。

また、定期検診や検査等を通じて病気の早期発見を行うことも、この予防医療に含まれます。
病気になってから病院に通うのではなく、病気を防ぐために、あるいはそれ以上の悪化を食い止めるために病院に通う、そうした患者を増やすことが予防医療を取り入れるメリットであり、重要な考え方となります。

予防医療に力を入れる医院の事例

ある医師は10年ほど前に内科を標榜し診療所を開業しました。
順調に集患でき利益も出ているものの、さらなる地域貢献と周辺住民の健康維持にフォーカスした結果、予防医療の導入に踏み切りました。
その医師が驚いたのは、患者数が増えたことだけではなく、これまで診療所に訪れてこなかった層の患者が急増したこと。
健康な生活を、あるいはそうした人生を送るためにはどのような心がけや予防が必要なのか、それを知りたいと考える人が思いの外多いことを目の当たりにしたのです。

その診療所ではさらに予防医療に力を入れることで、若い層の取り込みにも成功しました。
予防医療がアンチエイジングにもつながるという考え方を持った若い女性や主婦層を中心に、現役世代の患者も増え、それに伴って予防診療に必要な検査機器等も次々と導入。
診療所の拡大に成功しています。

予防医療の最後の段階であるリハビリテーションや機能回復訓練までは導入できていないものの、患者数や収益が上がったことは言うまでもありません。
注目されつつある予防医療をどのタイミングで取り入れるか、この決断が早ければ、このような成功事例の仲間入りを果たすことも難しくはないでしょう。

将来ニーズの高まる予防医療

説明してきたように、予防医療のニーズは確実に高まってきています。
健康でいたいと考える人が増えてきているとともに、健康と美がリンクしていると考える若い層も増えてきているからです。
そうした意識を持つ現在の若い世代が、今後急に健康への意識を失うとは考えづらいのではないでしょうか。
そうした層はより広がりを見せることも間違いないので、ニーズの高まりは疑う余地がないでしょう。

健康と美のリンクだけではなく、健康と節約のリンクも多くの人に浸透しつつあります。
予防医療を利用すれば、病気になっていないにもかかわらず患者はお金を支払う必要が生じますが、それが未来への投資であり、長い目で見れば結果的には医療費等を節約できると言う意識が強まりつつあるのです。

この考え方がさらに浸透していくことも間違いありません。
人々が健康や美というものに費やす金額が増えてきていることを考えても、この予防医療を早々に取り入れておくことは、開業医にとっても決して損なことではないでしょう。

予防医療を導入する際のポイント

開業医にとって、一つの集患のための手段となりうる予防医療ですが、導入する際にはいくつかのポイントがあります。

予防医療は、1次予防から3次予防までの3段階に分かれています。
医師が個人でクリニック等を開業する際に、その全てを取り入れるのは難しいでしょう。
どの段階まで導入するのか、これを考えておかなければいけません。

また、診療科目と同様に、ターゲットを絞ることも重要になってきます。
予防医療はすべての人に必要なものであり、年齢や性別などで予防医療を受けるべきか否かを線引きすることは通常できませんが、開業医にとっては敢えてターゲットを絞り込むことで、より注目されやすくなるという効果が狙えます。
上でも触れたように、“美”というものと繋げれば若い層を取り込むことができるでしょう。
もちろん高齢者をターゲットにするケースも考えられます。運動不足やストレスにさらされ、生活が不規則になりがちなサラリーマンをターゲットにするクリニックがあってもいいのではないでしょうか。

対象を絞ることで広告展開手法や導入機器の選定、診療内容等も明確化されていきます。
そうすることで、最初はコストをあまりかけずに、この予防医療の導入が行えるでしょう。
そうしたポイントを抑えながら導入の検討を進めていくことをお勧めします。

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