今後ニーズの高まる診療科目、診療科目を決めるポイント

診療科目の決め方は?

開業を決めた医師は、すでにどの診療科目を標榜するのかも決めているはずです。
もし決めていないのであれば、よく検討しなければいけませんし、開業を考えている段階であれば、開業時に標榜する診療科目に関して詰めておく必要があるでしょう。

診療科目は、開業を目指す医師がこれまで携わってきた分野や領域をそのまま採用するのが一般的です。
医師免許を持っていればどの診療科目でもほぼほぼ掲げて診療を行うことができますが、これまでとは全く異なる分野や領域へ転科すると同時に開業し自らの医院を構えるというのは現実的ではありません。

また、どのような医療施設を目指しているのか、ここに主眼を置きながら診療科目を決めていく必要もあります。
例えば、内科と一言で言ってもその領域はいくつもに分類することが可能です。
これも現在までの経験によりますが、敢えて呼吸器科や循環器科に絞ることも考えられるでしょうし、総合診療科として診療対象を広げるという考え方もできるでしょう。
領域というよりも、小児科のように対象を絞り込んで開業することも、一つの選択肢となるはずです。

経験豊富な分野であるかどうか、好きであり得意である分野かどうか、将来性があるかどうか、このようなことを中心に考えていくと決めやすいのかもしれません。

現在医師が不足している診療科目は?

医師が独立しクリニック等を構える際、現在医師が不足している診療科目に着目して開業を進めていくというのは、決して間違った考え方ではありません。
それだけで標榜する診療科目を決定することはできないものの、自らの経験や知識の範疇に入っているのであれば、不足状況を考慮しながら科目を決定していくこともなくはない決定方法となるでしょう。

現在医師が不足している診療科目には、内科、小児科、精神科、外科、産婦人科、麻酔科、救急科などが挙げられます。
内科は呼吸器内科や循環器内科、消化器内科の不足が特に目立ち、また、外科分野では脳神経外科の不足状態が続いています。
地域によっては、消化器外科やリハビリ科、放射線科、眼科、耳鼻咽喉科の医師の不足も顕著であり、地域差はあるものの、こうした科目は、まだまだ医師を求めていると言えそうです。

ただ、独立し開業するとなると、この中にはそれが現実的ではない分野もあるため、当然それらも気にしながら開業を検討していく必要が生じてきます。

今後ニーズが高まる診療科目は?

医師が開業するということを前提に、今後ニーズの高まりが期待できる診療科目をピックアップすると、内科、小児科、精神科、産婦人科が挙げられるのではないでしょうか。
地域によっては、眼科や耳鼻咽喉科も、もちろんニーズが高まりますし、必要な分野となってくるでしょう。
また、整形外科や美容系外科、皮膚科なども患者数が増えると予想されているので、今後のニーズ増加が期待されている診療科目となります。

内科や眼科、耳鼻咽喉科、そして整形外科に関しては、高齢化がその理由です。
小児科や産婦人科に関しては、医師不足の状況の改善が見られないことから、今後も高い需要を保つと考えられます。
美容にこだわる人の割合が増えると予想されるため、美容系外科や皮膚科のニーズも高まっていきますし、日本の社会構造から精神科のニーズも確実に高まってくるでしょう。

 

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