医院経営で失敗しない方法、開業医の実際の失敗事例

医院・クリニックの開業におけるリスク

失敗することをイメージして医院経営に乗り出す医師などいないでしょう。
しかし、自らの医院やクリニックを開業し経営することには、少なからずリスクが伴います。

・集患が思うようにいかず経営難へと陥るリスク
・医療ミスや評判の悪化で閉院へと追い込まれるリスク
・看護師など従業員とのトラブルが発生するリスク
・医療訴訟へと発展した際に責任を負わなければならないリスク

リスクの度合いは考えずに提示していますが、上記のものが、医師が自身の医院やクリニックを持った際に考えられるリスクの代表例です。
この中で最も直面しやすいのは、経営難へと陥るリスクでしょう。
医療技術と経営手腕との関係はイコールではありません。共通する点はほとんどなく、全く別の能力が必要になると認識しておく必要があります。

また、いくら腕に自信があり適切な診療を行っていたとしても、謂れもないクレームや悪評を流布されることにより、閉院へと追い込まれるケースも少なくありません。
そのようなリスクも頭に入れておくべきでしょう。

開業医の実際の失敗例

内科の診療所を開業した40代のある医師は、住宅も人通りもそれなりにあり、自身の標榜する科目は内科であることから需要もあるだろうと、あまり下調べを入念にせず、また、賃料も安いからという理由で開業へと踏み切りました。
しかし、いざ開院しても、患者は一向に訪れません。
チラシを作成したり広告を打つなどし集患にもコストをかけアピールしたものの、やはり思うように患者は集まらず、赤字状態が続いていました。

その医師はインターネットで自身の診療所の評判等を調べましたが、患者が少ないため、特に評価をアップしている人はいませんでした。
しかし、その周辺には多くの内科診療所が存在していることを、そこで初めて認識。
すでにそのエリアの住人が通っている診療所が複数あったため、その医師の元へは患者が集まらなかったのです。
結局、一度も黒字化しなかったため、別の場所へと移ることになったその医師。

いくら腕に自信があっても、入念な下調べ無しに患者を集めたり信頼を得ることはできないという事例です。

 

医院開業のために今からできる対策4つ

開業を目指す医師が、今から意識・実践しておきたい対策を4つほど紹介していきましょう。

・診療方針や経営計画の詳細を策定する
・自己資金ではなく融資や借入を検討する
・税理士や開業コンサルタントを選定する
・開院予定地の入念なリサーチを行う

診療方針や経営計画なくして、開業医が成功することはありません。
ここはいい加減にせず、丁寧に且つ詳細に組み立てていくようにしてください。
また、自己資金のみでの開業や、その割合を多くすることはあまりお勧めできません。
よほどの余裕があれば別ですが、もし赤字経営が続いた場合でも生活費が確保できるよう、できれば金融機関からの融資や借入で開業することを目指しましょう。
そのための準備を早い段階でしておくことが重要です。

税理士や開業コンサルタントなど、プロの意見を取り入れることも重要です。
失敗を防ぐには医療とは異なる知識を有している必要があるため、依頼費用はかかりますが成功のためのコストと考え、プロへと依頼することが求められるでしょう。
そして、もちろん開院予定地の下調べも怠ることができません。
雰囲気がいいからという理由や所縁の地であるという理由のみで決めるのは避けたいところ。集患ができ経営的にも安定するという根拠がなければ、その地を選ぶことはできません。
時間をかけたリサーチが必要となるため、今からこれを行っておくことをお勧めします。

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